これって珍味?…黒麹で仕込んだ日本酒の酒粕
酒粕は発酵食品として美容と健康に良いことが広く知られています。
その酒粕ですが、お酒の高品質化により味がよくなり、簡単な食べ方も紹介されるなどしている為、年々お客様よりの引き合いが増えています。
ただ、この酒粕はあくまでも日本酒の副産物です。
現在酒粕の生産量が減ってきています。
近年の日本酒の生産量が減少しているためです。
また、融米造りなど一部の大手酒造会社で行われている、米を蒸さずに液化させる方法を取っている酒粕の出ないお酒の流通量が増えているためもあります。
ここ1週間ほど、酒粕の注文が多く参ります。
何かの媒体で酒粕の効用が紹介されたのでしょうか?
通常、当店で販売用に扱っている酒粕は福光屋さんと菊姫さんです。
菊姫さんのほうは終了致しております。 福光屋さんの方は純米吟醸粕のみ現在でも在庫があり、販売致しております。
昨日、面白い酒粕を福光屋さんからもらい試食してみました。
その酒粕は、黒麹で仕込んだ日本酒を搾った後の酒粕です。
そうです、焼酎でも多く使われているあの黒麹です。
生でそのまま試食してみましたが、通常の酒粕に比べかなりの酸味があります。
試食の感想としては、通常の酒粕の方がやはりおいしいです。
しかし、この酸味を旨く料る事が出来れば黒麹酒粕は生産量が少ない為、価値が上がるのですが…。 福光屋さんの研究成果に期待です。
この次、インスタントラーメンに入れてみようと思っています。
酒粕ってラーメンに合うんですよ。
ほんの(ひとかけら)を入れるだけでOKです。
美容と健康のためにお酒は日本酒、料理には酒粕を…!
黒麹酒粕・・・現在、市販はされていません。

現在通年で販売している酒粕は純米吟醸酒粕です。
450g パック入り 368円です。
商品ページ→http://konchikitai.com/fukumasa-kasu450g.jpg

◆福光屋さんの黒麹を使って酒を造るに当っての口上です。
毎日飲んでも飲み飽きせず、現代の食生活との相性の幅を広げるような純米酒の研究を進めてまいりましたところ、「黒麹仕込み」にたどり着きました。
通常、日本酒の麹作りは黄麹菌で行いますが、焼酎などに使われる黒麹菌をあえて使用することで、黄麹では生み出せない味わいを創り出すことが可能となります。
黒麹で仕込んだ日本酒の特長は、何と言っても酸味とドライな後味です。酸味は主にクエン酸に由来し、酸っぱいだけでない爽やかさが特長です。ドライなので後味がきりっと引き締まります。
また、黒麹仕込みの日本酒には、疲労回復などに効果 があるといわれるクエン酸が多く含まれるのも、注目すべき点のひとつです。