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2007年02月23日

ここ数日は、たもと酒の注文がかなりです。 2月は短い…。 

2月は短いですね。
3月に入るとご挨拶にお伺いしたいので、たもと酒の準備をしていただけますか。

店頭やお電話で、石川県内はもちろん、県外のお客様からもこの様なご用命をここ数日で何件も頂戴いたしました。 

たもと酒 酒・寿留女 飾りセット
特撰友白髪 1本化粧箱入 飾り
寿留女(するめ)  5枚 飾り
献上台       1台
価格 (消費税込)12,000円

たもと酒 酒・寿留女 飾りセット (消費税込)12,000円

本格的な雪が降らなかったのですが、やはり春になったのですね。 

ご用命下さる方達は、この様な儀式にはそれほども経験があるわけがない様です。 
それで、皆さんは一様に、どうすれば良いのか悩まれるようです。

たもと酒は決め酒とも言い、結婚の内諾を先様から得てから行う儀式です。
たもと酒を済ますまでは話しが決まった訳ではありません。

その為、決まってもいない事を、よそ様にたずねるのも少し気が引けてしまうようなところがある様ですね。 尋ねられた方も殆どがうろ覚えとなっており、忘れている事が多い様ですね。

その様な事もあってなのだと思いますが、当店へたもと酒をご用命下さる折にはお客様からどうすれば良いのかとのお言葉をいただきます。

この≪たもと酒≫については、地域により、色々とあるようですが、当店では、お客さまよりご相談を受けたときには、お酒を1本箱に入れ、飾りのしをつけたものと、寿留女(するめ)を5枚、これにも飾りをつけたものを準備させていただいております。
※このほかに簡単な手土産(和菓子など)のご用意をされると宜しいと思います。

そして、次のようにお話をさせていただいております。


◆この≪たもと酒≫を持って、先様へお伺いいたしますが、先様宅では、別に用意した手土産(和菓子)で挨拶をし、お酒と寿留女は、赤っぽい風呂敷など掛け、目立たない様に部屋の隅か車の中において置きます。

座敷に上がられてからの挨拶の口上ですが、

『この度は、お宅様で大切にお育てなされた・・・・・・・様と、私どもの・・・・・がお付き合いをさせていただき、ありがとうございます。 つきましては、二人が結婚を希望し、決意も固いため、本日は参上いたした次第でございます。 何卒、よろしくお願い申し上げます。』

でよろしいかと思います。


◆先様より承諾のお返事いただいた時、目立たない様に置いてあったお酒とするめを献上台に乗せ『お受けいただき、ありがとうございます』と言いながら差し出します。

◆先様では、いただいたお酒を、ひや酒のままお銚子に入れ、寿留女は軽く焼いて出します。 そして、 みんなで祝います。(一人々に寿留女を〆結んで出します)
結納の日取り等もそのときに決めておかれるのが良いようですよ。

などと書かせていただきましたが、私もまだ経験がございません。
緊張するものなのでしょうね(^。^)

ご自分もなれていない事と思いますが、先様も同様と思います。
一寸した事にはお互い気に掛けないようにし、お話を進められると宜しいようですね。

※車で行かれ、運転をしなくてはならない場合は形だけにしておきましょう。

たもと酒についてですが、ご来店、お電話等でもご用命承っています。
もちろん県外など遠方へのお届けもさせていただいております。
送料は関東や関西へは1,800円(2個口)など、当店規定によります。
http://konchikitai.com/siharai.htm


お気軽にお申し付け下さい。
※ただし、たもと酒発送の場合の函数は2個口となります。

電話:076-281-1890 E-mail: info@konchikitai.com
営業時間:AM 9:30~PM 9:30 定休日:毎週水曜日
 

お酒に付けてあるお飾り



2007年02月17日

現代の名工『農口杜氏』の常きげん 山廃吟醸 無濾過生原酒 <山吟>


天候が中途半端なため、何を食べたいとか、何をのみたいとか、いまいちな感じが致しますね。 寒ければ熱々の鍋に燗酒で決まり!なのですが、この気候だと『鍋もいいけれど…?』となってしまいますよね。 

この冬の当店での夕方のメニューからも鍋料理の回数が例年に比べかなり少なくなっています。 昨年だったら、3日に一度くらいが鍋だったのですが…。

お酒選びもそうですね。 
寒ければ、どっしりとしたタイプの純米酒や山廃純米酒などが燗酒としておいしいので皆さんそちらに手を出されていたのですが…。 この冬は、皆さん悩まれていますね。

ここ1週間、当店が積極的におすすめしているお酒があります。

常きげん 山廃吟醸 無濾過生原酒 <山吟>です。

この常きげんを造っているのは、ご存知<酒造りの神様>と言われる、元菊姫さんの杜氏だった<農口 尚彦>杜氏です。 今年度の現代の名工にも選出されるなど元気一杯です。

その杜氏さんと、そして一緒に頑張っている7人の蔵人さん達が確かな技術と情熱で今年も造り上げたのが、この常きげん 山廃吟醸 無濾過生原酒 <山吟>です。

この山廃仕込吟醸酒です。品名のとおりで、濾過をしていない、加水もしていません。
つまり、何にも足さない、何にも引かない、杜氏達が造ったままの深い味わいと香りを楽しめるお酒となっています。

冷で、そしてロックにと色々な飲み方で楽しむ事が出来ます。
迷った時に外れの無い1本としておすすめ致します。

常きげん 山廃吟醸 無濾過生原酒 <山吟>です。
720ml 1,990円 / 1800ml 3,990
商品ページ → http://konchikitai.com/jyoukigennamayamagin.html
楽天店 → http://www.rakuten.co.jp/konchikitai/207074/241617/

原料米:山田錦・美山錦  精米歩合:55%
アルコール度数:18度~19度 日本酒度:+6
酸度:1.5 アミノ酸度:1.3 

常きげん 山廃吟醸 無濾過生原酒 <山吟> 720ml 1,990円 / 1800ml 3,990円

2007年02月12日

お酒の瓶の底に沈殿物が…。 菊姫 山廃純米酒 鶴乃里


ネットで御注文をいただいたお客様より、お届けしたお酒についてのご質問をいただきました。(一部内容を変更させていただいております)

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「鶴の里」についてですが、お酒の中に浮遊物が多く混じっているのですが、これは特に問題無いのでしょうか?
見た感じでは酒カスのような物ですが、ネットでいろいろ調べても浮遊物が入っているような記述は無く、疑問に思い確認させて頂きたくメールさせて頂いたものです。

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お届けさせていただいたお酒は『菊姫 山廃純米酒 鶴乃里』と言うお酒で、全国で300軒ほどの地酒専門店有志で構成している『菊姫会』の会員店だけで販売しているこだわりの山廃純米酒についてでした。

お客様が気が付かれた浮遊物ですが、通常は瓶の底に沈殿しています。 配送中に瓶の中へ浮いて出たものと思われます。

このようにお酒の中に出てくる浮遊物は、タンパク混濁(白ぼけ)です。


清酒には麹由来の糖化酵素が溶け込んでいますが、これらは火入れによる熱変性を受けると不溶性の微粒子となります。 これらが貯蔵中にどんどん結合し生長してくると酒の濁りとなったり沈殿物となり肉眼でも分かるくらいに現れます。 
この事を【タンパク混濁】または【白ボケ】と言います。 この現象は酒質や味わいには影響がございません。 安心してお召し上がりいただく事が出来ます。

味わいを大切にする菊姫さんのお酒ですが、お酒の持つ旨みや濃醇さを求める為、製麹時間を十分にとり酵素力の強い麹を造っています。 そのため、清酒の中に含まれる白ボケの原因物質の量が多くなってしまいます。 特に純米酒などは、アルコールの添加も無い為、内容成分の濃度が高く、白ボケを生じやすくなります。

白ぼけの防止方法として、柿渋などを使い清酒中に含まれる酵素タンパクを凝固・沈殿させて取り除く、いわゆる【おり下げ】をする方法があります。

しかし、この【おり下げ】は【白ぼけ】防止には効果があるものの、一番大切な旨み成分までも一緒に取り去ってしまいます。 

そのため、味わい重視の菊姫さんではこの【おり下げ】を一切行っていません。
【白ボケ】は旨いのあかしです。 

安心してお召し上がりいただけます。


それにしても、このお客様からのお問合せには感謝いたしました。
今後、この『鶴の里』を販売する時は、商品説明のメモを付けさせていただこうと思い準備致しました。 

私が気が付かない事で、お客様にお伝えしなくてはいけない事が他にもあるのでしょうね。 普段からお客様の立場に立ってと思っているのですが、難しい事ですね。

菊姫 山廃純米酒 鶴乃里
720ml 2,100円 / 1800ml 4,200円
商品ページ → http://konchikitai.com/kikuhimetsurunosato.html


鶴乃里のタンパク混濁の様子です。 品質及び風味に問題はございません。

鶴乃里のタンパク混濁の様子です。 品質及び風味に問題はございません。<br />

菊姫 山廃純米酒 鶴乃里 720ml 2,100円 / 1800ml 4,200円
菊姫 山廃純米酒 鶴乃里 720ml 2,100円 / 1800ml 4,200円<br />


2007年02月10日

神秘の健康酒『能登 またたび酒』…能登にはこんなお酒もあります

最近の騒ぎに『あるある大事典』のデーター捏造事件がありました。

以前より納豆好きの家内でしたが、あの番組の放送以降は、これでもか、これでもか、と納豆を連日で我が家の食卓に出してきたものでした。 
※事件報道後は3日に一度くらいになってきました。

それにしても、テレビの影響は凄いですね。 納豆業界の方やそれを販売していた人達はお気の毒でした。 わたしなど、以前に比べ納豆を食べるようにしていますよ。


食品と健康、だれでも関心がありますよね。
当店でも梅酒や養命酒、紫蘇酒などなど健康に良さそうなお酒を販売しています。

そんな中から本日の逸品のご紹介です。

神秘の健康酒『能登 またたび酒』

720ml 1,650円

商品ページ → http://konchikitai.com/matatabisyu.html


輪島市門前町 沢田酒造店 さんからの発売です。
原料として『またたび、糖類、醸造用アルコール』から造られているリキュールです。

味わいはマタタビ酒特有の芳香があり、すっきり爽やかな風味です。

『またたび』は奥能登の山深くに自生しています。その『またたび』は夏になると沢山の実をつけます。 この『能登またたび酒』はその実を集めて焼酎に漬込まれ出来ています。 またたびの効能ですが、代表的なものとして『疲労回復』があげられています。
(もっと他にも効能があるようなのですが沢山書くとあとが怖いので書きません。)

『またたび』ですが、東アジア特産の植物で、その実はマタタビラクトン、アクチニン、マタタビ酸など特有の成分が含まれています。 干したものは木天蓼として漢方薬にも使われているそうです。 

またたびの名前の由来ですが、先にも書きましたが疲労回復に効果があり、旅に疲れた人がこれを食すると、また旅が出来るようになる事から名前がついているそうです。

『寒い時や疲れた時、少しお酒を入れると身体が温まりぐっすり眠れる』と言って、いつもこの『またたび酒』を買いにこられる方が何人かいらっしゃいます。

この『またたび酒』ですが、奥能登まで行かないと買えないと思っている方が多いようですね。 当店でも販売していますよ。

神秘の健康酒『能登 またたび酒』720ml 1,650円




2007年02月03日

おっ、二十数年前の請求書だ!…菊姫 本仕込純米 平成八年

先月末の定休日(毎週水曜日)のお昼過ぎ、台所でゆったりとコーヒーをすすっていた時、家内が段ボール箱に入った伝票類を10箱ほど、数度に分けて私の目の前へ持ってきました。

口で言わなくてもわかるよね、の世界です。
態度でわかりますよね、私に整理しろと言うのです。

かなりほこりを被っているものもあります。
箱を開けて見ると、全てが十年以上前です。 帳簿類の法定の保存期間は確か7年間、無条件で廃棄しても良いのですが、一応広げてみる事に…。

一番古いので昭和63年の伝票類が出てきました。

20年以上も前の請求書、懐かしいですね。
請求書の表紙や領収証に押された懐かしいセールスさん達の認印、かなりその会社で出世している人もいるけれど、退社をしていなくなってしまった人も…。 また、その会社自体が無くなってしまったところも数社ほど…。

請求書の様式もその時は手書きが多かったんですね。 平成に入る頃には殆どがタイピングされたものになっています。 当店も平成4年からコンピュータを導入しています。

昔の請求書と今の請求書、金額はそれほども違わないのですが、今の方が圧倒的に枚数が多くなっています。 

昔に比べると、現在は商品の種類が多いし、売れる商品も多様化しているのですね。

昔は宅配がかなり多く、注文の単位もかなり多かったです。 
普通の家庭なのですが、一回の注文で一升瓶のお酒を6本または12本とビール大瓶2ケースが普通でした。 
田舎なので、置く場所には困らなかった事と代金の支払いも年に2回だけだったのです。

だから問屋さんや酒蔵さんへ出す注文も単位が大きく、伝票1枚当りの金額も大きいため今ほどの枚数が無くても金額がかなりになっていたのですね。

代金の回収を除くと、酒屋の一番良い時代だったのですね。

伝票を見ていると、次から次へと発売された商品、また消えていった商品、あの頃一生懸命売った思い出の商品などが出てきます。

昭和63年のガソリンですが、1リットルあたり118円だったのですね、平成3年は127円です。 高かったのですね。

などと、ブツブツ言いながら伝票をとっかえひっかえ見ていると、横から家内の冷たい視線が、にゅっと…(^_^;)

わかりましたよ! 

でも、たまに昔を振り返るのも良いものですね。


そこで、こじつけのようですが、
今も昔も変わらぬ情熱とこだわりでお酒を造り続ける菊姫さん、
その菊姫さんが平成八年に造った『菊姫 本仕込純米 8BY』
ぬる燗で飲ると癖になります。 味付けのしっかりとした鍋料理には最高です。

本当に旨いです!

菊姫 本仕込純米 平成八年
720ml 2,000円 / 1800ml 4,100

商品ページ → http://konchikitai.com/kikuhimehonjikomi8by.html

菊姫 本仕込純米 平成八年 720ml 2,000円 / 1800ml 4,100円




2007年02月01日

これが当たり前の景色…久々に白いものが降っています。



これが当たり前の景色…久々に白いものが降っています。


冬の石川県、これが当たり前ですね。
と言っても、まだまだ積もるには少ないようです。

どこの蔵の杜氏さんも、吟醸酒を仕込むのにもっと気温が下がって欲しいので、朝の新聞の気象欄をじっくり読み、朝食の時はテレビの気象ニュースに見入る。 それほどに、もっと寒くなって欲しいと願っているようです。

気温が高いと、白米に水を吸わせるにしても、もろ味の醗酵過程においても気を抜く事が出来ずかなり神経を使う事になると思います。

今年使っている酒米の作柄が良かった事もあると思いますが、この暖冬の中の、これまでに蔵出しされてきた搾りたて新酒を利いてみると、どれも例年に遜色の無いお酒に仕上がっているようです。

この寒さも数日との事、蔵の人、頑張れ! 
あと、ひと月とちょっとだよ! 暖冬に負けるな! 

と、暖冬を嘆きつつも、きょうは寒かったです。
こんな日はやっぱり鍋とお燗酒ですね。

と言う事で、ずらりと並んだお刺身と鍋。
※この後、焼き魚や天ぷら、その他沢山でてきました。

ずらりと並んだお刺身と鍋

本日は、かほく市商工会商業部会の理事と幹事さんの新年会でした。
総勢で20名ほどの新年会だったのですが、参加の殆どの方が燗酒でした。

飲んだ帰りは、もちろん夫々にお迎えが来ます。
最近の宴会では飲む前にきっちりと話をします。
車の人はお茶かジュースにして下さい。 飲酒運転は絶対に駄目ですよ! 

きょうは中々に気分の良い一日でした(*^_^*)




酒のこんちきたい

 

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