おっ、二十数年前の請求書だ!…菊姫 本仕込純米 平成八年
先月末の定休日(毎週水曜日)のお昼過ぎ、台所でゆったりとコーヒーをすすっていた時、家内が段ボール箱に入った伝票類を10箱ほど、数度に分けて私の目の前へ持ってきました。
口で言わなくてもわかるよね、の世界です。
態度でわかりますよね、私に整理しろと言うのです。
かなりほこりを被っているものもあります。
箱を開けて見ると、全てが十年以上前です。 帳簿類の法定の保存期間は確か7年間、無条件で廃棄しても良いのですが、一応広げてみる事に…。
一番古いので昭和63年の伝票類が出てきました。
20年以上も前の請求書、懐かしいですね。
請求書の表紙や領収証に押された懐かしいセールスさん達の認印、かなりその会社で出世している人もいるけれど、退社をしていなくなってしまった人も…。 また、その会社自体が無くなってしまったところも数社ほど…。
請求書の様式もその時は手書きが多かったんですね。 平成に入る頃には殆どがタイピングされたものになっています。 当店も平成4年からコンピュータを導入しています。
昔の請求書と今の請求書、金額はそれほども違わないのですが、今の方が圧倒的に枚数が多くなっています。
昔に比べると、現在は商品の種類が多いし、売れる商品も多様化しているのですね。
昔は宅配がかなり多く、注文の単位もかなり多かったです。
普通の家庭なのですが、一回の注文で一升瓶のお酒を6本または12本とビール大瓶2ケースが普通でした。
田舎なので、置く場所には困らなかった事と代金の支払いも年に2回だけだったのです。
だから問屋さんや酒蔵さんへ出す注文も単位が大きく、伝票1枚当りの金額も大きいため今ほどの枚数が無くても金額がかなりになっていたのですね。
代金の回収を除くと、酒屋の一番良い時代だったのですね。
伝票を見ていると、次から次へと発売された商品、また消えていった商品、あの頃一生懸命売った思い出の商品などが出てきます。
昭和63年のガソリンですが、1リットルあたり118円だったのですね、平成3年は127円です。 高かったのですね。
などと、ブツブツ言いながら伝票をとっかえひっかえ見ていると、横から家内の冷たい視線が、にゅっと…(^_^;)
わかりましたよ!
でも、たまに昔を振り返るのも良いものですね。
そこで、こじつけのようですが、
今も昔も変わらぬ情熱とこだわりでお酒を造り続ける菊姫さん、
その菊姫さんが平成八年に造った『菊姫 本仕込純米 8BY』
ぬる燗で飲ると癖になります。 味付けのしっかりとした鍋料理には最高です。
本当に旨いです!
菊姫 本仕込純米 平成八年
720ml 2,000円 / 1800ml 4,100円
商品ページ → http://konchikitai.com/kikuhimehonjikomi8by.html