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ここ数日は、たもと酒の注文がかなりです。 2月は短い…。 

2月は短いですね。
3月に入るとご挨拶にお伺いしたいので、たもと酒の準備をしていただけますか。

店頭やお電話で、石川県内はもちろん、県外のお客様からもこの様なご用命をここ数日で何件も頂戴いたしました。 

たもと酒 酒・寿留女 飾りセット
特撰友白髪 1本化粧箱入 飾り
寿留女(するめ)  5枚 飾り
献上台       1台
価格 (消費税込)12,000円

たもと酒 酒・寿留女 飾りセット (消費税込)12,000円

本格的な雪が降らなかったのですが、やはり春になったのですね。 

ご用命下さる方達は、この様な儀式にはそれほども経験があるわけがない様です。 
それで、皆さんは一様に、どうすれば良いのか悩まれるようです。

たもと酒は決め酒とも言い、結婚の内諾を先様から得てから行う儀式です。
たもと酒を済ますまでは話しが決まった訳ではありません。

その為、決まってもいない事を、よそ様にたずねるのも少し気が引けてしまうようなところがある様ですね。 尋ねられた方も殆どがうろ覚えとなっており、忘れている事が多い様ですね。

その様な事もあってなのだと思いますが、当店へたもと酒をご用命下さる折にはお客様からどうすれば良いのかとのお言葉をいただきます。

この≪たもと酒≫については、地域により、色々とあるようですが、当店では、お客さまよりご相談を受けたときには、お酒を1本箱に入れ、飾りのしをつけたものと、寿留女(するめ)を5枚、これにも飾りをつけたものを準備させていただいております。
※このほかに簡単な手土産(和菓子など)のご用意をされると宜しいと思います。

そして、次のようにお話をさせていただいております。


◆この≪たもと酒≫を持って、先様へお伺いいたしますが、先様宅では、別に用意した手土産(和菓子)で挨拶をし、お酒と寿留女は、赤っぽい風呂敷など掛け、目立たない様に部屋の隅か車の中において置きます。

座敷に上がられてからの挨拶の口上ですが、

『この度は、お宅様で大切にお育てなされた・・・・・・・様と、私どもの・・・・・がお付き合いをさせていただき、ありがとうございます。 つきましては、二人が結婚を希望し、決意も固いため、本日は参上いたした次第でございます。 何卒、よろしくお願い申し上げます。』

でよろしいかと思います。


◆先様より承諾のお返事いただいた時、目立たない様に置いてあったお酒とするめを献上台に乗せ『お受けいただき、ありがとうございます』と言いながら差し出します。

◆先様では、いただいたお酒を、ひや酒のままお銚子に入れ、寿留女は軽く焼いて出します。 そして、 みんなで祝います。(一人々に寿留女を〆結んで出します)
結納の日取り等もそのときに決めておかれるのが良いようですよ。

などと書かせていただきましたが、私もまだ経験がございません。
緊張するものなのでしょうね(^。^)

ご自分もなれていない事と思いますが、先様も同様と思います。
一寸した事にはお互い気に掛けないようにし、お話を進められると宜しいようですね。

※車で行かれ、運転をしなくてはならない場合は形だけにしておきましょう。

たもと酒についてですが、ご来店、お電話等でもご用命承っています。
もちろん県外など遠方へのお届けもさせていただいております。
送料は関東や関西へは1,800円(2個口)など、当店規定によります。
http://konchikitai.com/siharai.htm


お気軽にお申し付け下さい。
※ただし、たもと酒発送の場合の函数は2個口となります。

電話:076-281-1890 E-mail: info@konchikitai.com
営業時間:AM 9:30~PM 9:30 定休日:毎週水曜日
 

お酒に付けてあるお飾り



コメント

お久し振りです、いつも拝見させて頂いておりますが・・・。

たもと酒なのですが、金澤に嫁いで来てから知りました。
転職前のM八で「一緒に持参する和菓子の熨斗はどうしたらいいのか?」と言う相談を度々頂きました。
たもと酒と共にお持ちする和菓子の熨斗は、婚礼用の結びきりの熨斗で良いのでしょうか?
たもと酒を受けて頂いた時点で、きちんと結婚の約束が整ったという事になるのですよね?
う~ん・・・難しいです。

りえぞうさん
虫歯は大丈夫ですか?

お酒をおいしく飲む為にも
早く直したほうが良いですよ。

って、お医者さんが混んでるんじゃ
しょうがないですね。

たもと酒の時に持参する手土産ですが、
普通の蝶結びで宜しいかと思います。
これは、あくまでもお伺いした時のご挨拶の品です。

先様から縁談の承諾をいただいてからが
儀式になりますので…。

冠婚葬祭…。
地域性や流派により特色があり、難しいですね。

ありがとうございます!
やはり「蝶」なのですね。
先様やお買い求めのお客様のご意向に沿ってご用意しておりますが、私は「蝶」で、他の人は「結びきり」を主張していたものですから・・・。

日本のこういう儀式は、面倒ですけど残していきたいですね。
若い方々にも知って欲しいなと思っています。
本当に有り難う御座いました。

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