昨晩のNHKの番組…日本の農を考える
昨晩のNHKの3時間特番で、日本の農業、特に主食であるお米についての討論をしていました。 石川県からも農業関係者と野菜の流通業者さんの2名の方が出席されていました。
話の内容は異論100出と言うか、立場の違いが意見の違いになるのですが、狭い国土と言われる日本でも、地域や地勢で夫々に違いがあり、ひとつだけの政策ではやっていけないと言う事なんだと思いました。
それにしても、お米が自由化されたらお米の生産は崩壊するんでしょうね。
番組中で日本産、アメリカ産、中国産の食味テストをやっていましたが、その結果を見ると、夫々が遜色の無い様な味わいだったようです。 価格は倍ほども違うのですが。
低農薬や有機栽培などで付加価値を付けると言っても、価格差が何割から2倍の程度なら大丈夫だと思いますが、数倍以上も違うとなれば…。
お酒も米で造るのですが、海外で海外産の米を使っての日本酒造りが始まっています。
純粋な日本の文化である日本酒なのですが、味わいはそれなりで、価格もかなり安くできるのだそうです。 その内、こちらも輸入という事になるのでしょうか(ーー;)
食糧もエネルギーも海外に依存しなくては生きていけない日本、高い技術力で外貨を稼げる内は良いのですが、なんだか怖いです。
昨晩の3時間番組ですが、出演者が多いせいで夫々の方が思った様に発言が出来なかった様ですが、内容は伝わってきたし、充分に考えさせられる番組であったし、問題でありました。
今朝お店を明けている時、当店のお向いさんからあけびをいただきました。
昨日までは口を閉じていたのですが、今朝はしっかりと開いていたそうです。
早速ひと口いただきました。 ほんのりとした懐かしい甘さで気持ちもくつろぎました。
息子に『ひとつ、どうだ?』と声を掛けたのですが、『そんな変なものはいらない!』との事でした。
この事は、『親』すなわち『私』の責任なのでしょうね。
手軽なもの便利なものを中心としてしまい、自然の中にあるものを見せたり、食べさせてこなかったからかと思います。
昨晩の番組中にも『食育』についての意見が出ていましたが、かなり重要なのではないかと思います。 今後もこの問題に関しては注意を払いたいと思いました。
自然の食品『あけび』です