やっぱり金沢は工芸品の宝庫なのです…創作和紙工房 まるとも
昨日は定休日で、金沢に所用があった事と、わざわざ送ってもらうには申し訳ないほど少ない枚数だけしか要らない特殊な包装紙をいただく為、印刷会社のマルトモさんへ行って来ました。
※このマルトモさんには当店の和紙風の包装紙の印刷をお願いしています。
マルトモさんの社長は中山さんと言う方なのですが、趣味はプロ級の腕前を持つそば打ち、職業は印刷業です。 が、実はもうひとつの顔を持っています。
それは『創作和紙工房 まるとも』の工房長さんなのです。
※創作和紙工房 まるとも HP → http://www.marutomo.biz/
以前より中山さんから色々とお話を伺い、この『もうひとつの顔』に興味を持っていました。 その事もあっての今回の訪問だったのですが…。
マルトモさんの会社の一階は事務所と印刷の工場になっています。
そして2階の半分ほどが在庫室で、残りの半分が『創作和紙工房 まるとも』の工房なのです。
『創作和紙工房 まるとも』って、何をしているところ?
この『まるとも』さんでは和紙を使い便箋や封筒やうちわ、パスポート入れなど色んなものを作っています。 中でも一番力が入っているのは、和紙に柿渋を塗って作る座布団やランプ、帽子等などです。
柿渋とは、あの果物の柿の果汁を発酵させたもので、防腐・防虫・防水効果が高く、塗料や染料として日本では昔から使われていたそうです。
この柿渋を和紙に塗ると、防水効果と同様に強度もかなり増します。
まるともさんではその強くなった和紙を使い、座布団やランプ、帽子、ベストやランチョンマット、フスマなどなど、他にもアイデア次第で何でも作っています。
中山さんは印刷会社の社長としてかなりお忙しい方だと思うのですが、これだけの腕を磨かれています。
それにしても金沢ってすごいですね。
工芸品の宝庫です。
身近に色々な工芸品と接する事が出来ます。
中山社長がここまでの腕になれたのも金沢だからこそだったのでしょうね。
柿渋を塗った和紙で作られている座布団、価格はまるともさんのHPでお確かめ下さい。
こちらも柿渋を塗った和紙で作られているランチョンマット
これは素晴らしいです。 行灯(ランプ)です。 風情があります。